葉酸で子宮内膜をすこやかに

妊娠するために必要な事として、まず子宮内膜をすこやかに保つ事が大切です。
この時に手助けしてくれる栄養成分の1つに葉酸があります。
ではどのように葉酸は子宮内膜をすこやかに保ってくれるのかを、詳しく説明します。

子宮がすこやかでないと妊娠しにくいのはなぜ?

胎児の元になる受精卵は排卵日から10日程かけて子宮内膜までたどり着き、子宮に着床して初めて妊娠に至ります。
ですが、受精卵が子宮にたどり着いても、子宮や受精卵の状態が悪い事が原因で着床せず妊娠に至らない事があり、それを化学流産といいます。
通常の流産とは違い、分かりやすい症状などはなく妊娠初期に起こりやすい事から、気付かないうちに化学流産に至る事も多いです。
ではなぜ化学流産は起こるのでしょうか?それは子宮内膜が薄く、着床しにくい状態(=子宮が健やかでない)だからです。

妊娠しやすい子宮とは?

不妊の原因の1つに子宮の内膜の薄さが挙げられます。
子宮の内膜は排卵後0.5ミリずつ増えていき、受精卵が着床する10日程の間に最も厚みが出てくる様になります。
厚みが増す事で、子宮内はふかふかのベットの様な状態になり、受精卵を着床しやすくしてくれるのです。
理想的な子宮の厚みとは8ミリ以上ある事が理想的な子宮の内膜の厚みです。

子宮をふかふかにする葉酸パワーのメカニズムとは?

そこで子宮の厚みを手助けしてくれ、ふかふかのベットを作る手助けをしてくれるのが葉酸です。
子宮内膜の薄さの原因の1つに血流が原因で起こる事があります。
血流が良くないと体内は冷えてしまいます。
とくに子宮はこの冷えに弱い部分でもあり、体が冷えていると妊娠しにくい体質になってしまうのです。
葉酸は血流促進効果があり、子宮を冷えから守ってくれます。
体内の血流がよくなると、子宮内も健康になり、着床しやすい環境になるのです。

葉酸の1日の摂取量は?

では葉酸は1日のどのくらい摂取すれば良いのでしょうか?
葉酸は1日におよそ、400μgと推奨しています。
過剰に摂取する事は逆に悪影響がでてしまいますので、1000μgをオーバーしないよう規定量を守るようにしましょう。

不妊の原因にはいくつかの原因があり、中には原因不明の事もあります。
葉酸は赤ちゃんのベットである子宮の味方をしてくれる大事な栄養成分です。
なかなか妊娠に至らない方は、葉酸を生活の中に取り入れてみてください。