葉酸が着床率を上げる理由

妊活で欠かせないのが葉酸です。
葉酸は着床率を上げる効果があるのをご存知でしょうか?
ここでは葉酸が着床率を上げる理由について説明します。

子宮着床のメカニズムとは?

着床とは子宮内に受精卵がくっ付き、妊娠に繋がる事をいいます。
卵巣から排出された卵子は精子とくっ付く事で受精卵となり、卵管を通って細胞分裂をしながら子宮内に到達します。
そして子宮内に受精卵が根をはる状態の事を着床といいます。
受精卵が着床し、初めて妊娠になるのです。

葉酸が子宮着床を上げる理由とは?

受精卵が子宮内に根を張る事で妊娠になるのですが、せっかく受精卵が細胞分裂を経て、子宮内にたどり着いても、子宮内の環境が悪いと着床せず、妊娠にいたりません。
不妊の原因の1つに子宮因子があります。
例えば子宮内に子宮筋腫や子宮内膜症などを発症していると、妊娠しにくい状態になります。
更にそのような症状をお持ちの女性の卵子は老化が早く、卵子の老化が不妊の原因にもなります。
着床を上げるには子宮内膜をふかふかのベットにし、受精卵の居心地の良い状態を作る事がポイントです。
そこで葉酸は子宮内の状態を手助けします。
葉酸はDNAという遺伝子情報を伝える物質に直接働きかける効果以外にも、造血作用もあり血行を促進する事で、子宮の環境を整えてくれるのです。
また葉酸には粘膜を健康に保つ効果もあるので、子宮内膜を健康にし着床しやすい環境にしてくれます。
この事から葉酸は妊娠前から積極的に摂取する事が大切なのです。

葉酸の1日の摂取量はどのくらい?

では葉酸は1日あたりどのくらい摂取すれば良いのでしょうか?
葉酸は妊娠を考える女性ですと、およそ1日あたり、400μg(マイクログラム)必要です。※μgとは1000000分の1g。
妊娠すると1日あたり、480μg必要になります。
葉酸はほうれん草やブロッコリー、などの野菜以外にも動物性のレバーなどにも含まれています。
含有量としては、ブロッコリー2房(105μg)、ほうれん草2株(126μg)、鳥レバー50g(650μg)含まれています。

いかがでしたか?
妊娠は受精卵だけでなく、子宮の環境を整える事が大切です。
葉酸は子宮をふかふかのベットにしてくれる手助けをしてくれるので、妊娠を計画されている方は是非葉酸を積極的に取り入れて下さい。