独身で葉酸を飲むのっておかしい？
葉酸は主にほうれん草などの葉に含まれ、造血作用や妊娠中の胎児の細胞分裂の際助けてくれる栄養成分です。
こうして見ると、胎児や妊婦さんにだけ必要だと思われがちな葉酸ですが、独身の方でも飲んでも良い栄養成分なのでしょうか？
ここでは葉酸についての効果を詳しく説明します。
葉酸の3つの効果とは？
葉酸は水溶性のビタミンB群の一種です。ほうれん草以外にもブロッコリーやアスパラガス、動物性のものではレバーなどにも含まれています。
1.巨赤芽球貧血(悪性貧血)の予防
巨赤芽球貧血とは悪性貧血の事です。葉酸は細胞分裂をする際、必要な栄養成分ですが、この葉酸が不足してしまうと細胞分裂がうまくできない原因となり、骨髄の中にある赤芽球が大きくなりすぎて赤血球がうまく作れない状態となり、悪性の貧血症状を起こしてしまうのです。
悪性貧血にならないために葉酸は必要です。
2.動脈硬化
葉酸にはホモシステインという血液中に含まれるアミノ酸の一種で、血液中に増えてしまうと動脈硬化を引き起こし、心筋梗塞や脳卒中などを引き起こす危険因子です。ホモシステインはアミノ酸の一種であるメチオニンという物質に肝臓で変換されるのですが、その時に葉酸が必要になります。
したがって、動脈硬化の原因になるホモシステインを増やさない効果も葉酸にはあるのです。
3.鬱の改善
葉酸は心の病でもある鬱に対しても効果があります。鬱病の原因の1つにビタミンB群の不足があります。
葉酸は水溶性のビタミンB群ですから、鬱の改善効果があります。
4.肌や髪などを作る
葉酸は体内の粘膜に作用し健康に保つ効果があります。皮膚や粘膜の健康が保つ事で、髪の毛や肌が綺麗になる効果があります。
葉酸は独身であっても摂取すべき栄養成分である
いかがでしたか？葉酸は妊娠中の女性だけでなく、妊娠に関係ない方にも葉酸の摂取が必要だという事がわかりました。葉酸は栄養成分として体内に働きかける効果があるだけでなく、鬱などのメンタルな部分にも効果のある重要な栄養成分です。
葉酸を食品で補えない時は、サプリメントなどで日常生活に取り入れてみてください。